ジャン=フランソワ・ミレー『落穂拾い』1857年
落穂拾いとは、
収穫の終わった畑に落ちている穂を
拾いあつめる作業のことです。
この作業は当時の貧しい農民や寡婦が、
命をつなぐための権利として行うものだったそうです。
3人の女性たちが手にする落穂は
ほんのわずかな量であるのに比べ、
奥の積み上げられた麦わらは小山のようになっていて、
豊作であったことが窺えます。
そして陽の光の中で沢山の人が収穫に勤しんでいます。
パロはこの名画に入り込み、
3人の女性をお手伝いしようとしているようです。
「向こうにもっと落ちていたよ」